ちとせ祝ぐ寿ぐまつり

大立山まつり2019 ちとせ祝ぐ寿ぐまつり 2019/1/26(土)、27(日) 平城宮跡歴史公園 朱雀門ひろば


ほぐほぐコラム

実行委員会会長・石川重元からのご挨拶

実行委員会会長・石川重元からのご挨拶

2019 年1 月、平城宮跡で開催する「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」。
会場のすぐ近くに佇む海龍王寺の住職・石川重元が実行委員会会長に就任いたしました。
石川会長から皆さんへ、今回のお祭りについてのメッセージをお届けします。


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 新しく生まれ変わる祭りの名前は、「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」としました。『万葉集』に、

 あしひきの 山の木末(こぬれ)の ほよ取りて
 かざしつらくは 千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ
   大伴家持(『万葉集』巻十八の四一三六)

という一首がございます。ヤドリギを髪に挿して千年続く命を祈ったこの歌は、天平時代に宴席で詠まれました。長寿を祝うことばの響きと意味に出合い、祭りに集まる皆さんにもそうあってもらいたいと思ったのが名前の由来です。

 祭りの内容は様々な分野に精通された方々のお知恵を借りて考えました。

 平城宮跡は大極殿や朱雀門など古代の都の雰囲気が漂う中に近鉄電車が通る、古代と現代が交わっている場所です。せっかくこの場所で開催するのですから、そうした意義を生かした祭りを目指しています。

 祭りの2日間、奈良県の39市町村がそれぞれの地域の特色を生かすべく、一
堂に会していただきます。ありがたいことです。加えて、古代を体験できるワークショップや講話、奈良時代の儀式の紹介も予定しており、歴史への理解を深めていただければと思っています。もちろん、現代の温かくて美味しいものや、お土産ものも登場いたしますので、いろいろな楽しみ方を通して、もっともっと奈良を知っていただければ幸いです。

 冬の奈良は、空気が凛としていて、厳かな静けさを感じられます。この季節だからこそ感じることのできる奈良の魅力を、作り手やつなぎ手のあたたかみが詰まった「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」でぜひ体感してください。

実行委員会会長 石川重元(海龍王寺住職)